歳をとると誰からも指摘されなくなる…問題。
呉服屋時代、船井総研時代、、、、いわゆる会社員時代は気づけなかった視点、というか構造上、気付きようがなかった視点があります。
それが
ライバル視点です。
自分と同じような仕事をしている人が、
どのくらいのレベルで(現在のスキル)
いくらもらっていて(現在の市場価値)
今後、どう伸びていくのか?(3年後の姿)
これを把握することができませんでした。
船井総研時代は、クライアントのことばかりに集中して、自分が誰と競合しているのか?知ることができませんでした。
会社内ではわかるのですが、会社外で一般的に誰と競合関係にあるのか、わからなかったです。
会社内での評価を考え過ぎてしまい、
会社外で何がおきているのか?知ろうとしなかった。
今から思えばこれはかなり危ない。
あのまま勤め続けていたら、ほぼ間違いなく「会社内の業務」しか知らない人になっていました。
呉服屋が3年で潰れ、船井総研を3年で退職して独立し、20代で「会社外」の世界に出て行ったのでちょっとキツかったけど、これはこれでよかったと思います。
シンプルに
自分の実力を過信しない(=周りの動きが見れるから)
自分の実力を謙遜しない(=周りの動きが見えるから)
良いもんは良い。
悪いもんは悪い。
その客観的なフィードバックがもらえるのがとても心地よいです。
最近も久しぶりに話した仕事仲間Uさんに
「生気がない」
とフィードバックをもらいました。爆
で、それは「うっ」と苦しい一面もありました。そうはありたくないと思っていましたから。
ただ、思い当たる節はあります。
やはり四人の子供の育児を家でしながら、家事しながら、仕事をしているので、そもそも余裕はない。その余裕のなさが顔ににじみ出ているから、パワー感がダウンしているのでしょう。
Uさんと仕事していた時には、長女が生まれる前でしたからその時はやはり仕事に100%パワーが注げていたし、それが面構えにも出ていたはずです。
彼の頭のある私の姿はもっとギラギラしていたと考えれば、久しぶりに会った私が「生気がない」と言われるのは、納得です。
またUさんは
「少し体が心配です」
とも言ってくれました。これも思い当たる節があります。まぁそもそも寝れていませんからね。苦笑
体に支障がない方がおかしい。これも納得のフィードバックでした。
Uさんは同じ市場で頑張る仲間でもあり、ライバルでもあります。その彼からのフィードバックは、会社内ならばあり得ないものです。
会社内ならば絶対どこかに忖度が入りますし、年齢が上がれば上がるほど言ってくれる人がいなくなりますから。
ミドルに差し掛かったコンサルの方々。
最近、誰かに耳が痛くなるような評価を受けましたか?
20代の時と比べて、そんな痛い指摘は減ってしまいましたよね?
それはあなたがレベルアップしたわけではなく、周りが言いにくくなっているだけでは?
ある程度の年齢、ある程度の地位、ある程度の実績があれば、誰も何も言わなくなります。
これが業界歴10年以上ベテランの人が陥る、典型的な伸び悩みの原因です。
学び直しとかリスキリングとか言われていますが、それは自分に対する客観的な、フラットな、公平な立場からのフィードバックが前提にあればこそ、です。
あなたには、
客観的な、
公平な、
忖度がない、
バランスの良い、
市場性を理解した、
未来像から逆算した、
耳が痛い指摘もちゃんと言える
そんなフィードバックをくれる人はいますか?
自分で自分のことがわからなくなるのが、一番ヤバいです。
自分で商売をしていれば、今の売上だったり、顧客からの評価がダイレクトにきますから、そこまで深刻な事態になりません。
問題は、会社の中だけでずっと勤め続けている「おっさん」です。
ベテランのおっさん相手に変なこと言ったら逆上しそうでしょw
だったら誰も何も言ってくれないよね。
私があなたのポジションを作る時には、
良いもんは良い。
悪いもんは悪い。
とはっきりと言語化させていただきます。
紳士風に言いますので、言葉は丁寧にお伝えします。そこはご安心を。
ただ、ギョッとするとは思いますけど…。
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