これは残酷かもしれないけど事実なんですよね。
例えば、
「スマホといえば?何が思い浮かびます?」
iPhone、アンドロイド、、、、えーっと。
「美味しいカフェといえば?」
スタバ、ブルーボトル、、、、えーっと。
「大手の広告代理店といえば?」
電通、博報堂、、、、えーっと。
「デートで行く遊園地といえば?」
ディズニーランド、USJ、えーっと。
「収入が増える資格、スキルといえば?」
英語、プログラミング、プレゼン、、えーっと。
はい。
そうなんです、顧客の頭の中で『●●といえば?』で思い出せるのは多くて3つです。
2つまではいけるが、3つ目は人によりばらけることが多い。
例えば、関西に住んでいる人に「デートで行く遊園地といえば?」と聞けば
ユニバ、ひらパー、、、、えーっと。
そう、ここでも2つまで出るけど、3つ目が出てこない。
大事なことは、人の意思決定は「思い浮かんだものの中から行われる」ということ。
つまり、この場合、多くて2つ、3つの選択肢の中から決定されることになる。
市場にはたくさんの候補があるし、本来ならばそれぞれをメリット・デメリットを比較して決めるのが一番合理的なのだが、そうはならない。
消費者は、割とテキトーです。2、3の選択肢の中からパッと決める。
逆にいえば、仕事をする人間として『●●といえば?』の中で相手の脳内のベスト3に入っていなければもうチャンスはないということ。
相手の頭の中を、想像する。相手の頭の中から、発想する。
これがポジショニングです。
3位以降ならばもう存在しないも同然っす。
だからこそ独自の切り口で自分の『●●といえば?→自分』を定義して、相手の頭の中に残さないといけない。
プロフが大事とはよく言われるけど、そういう意味で大事なんです。
プロフに『●●といえば?→自分』を入れ込んでおいて、それを忘れられないように、日々の投稿でちょいちょい話を持ち出して、顧客の脳内のベスト3をキープし続けないといけないわけです。
転職のときだって、
システムエンジニアといえば●●さん!
SNS運用でいえば●●さん!
WEBデザインといえば●●さん!
という自分の職種のベスト3に入っておけば、何かと話が早いでしょう?
白羽の矢が立ちやすい。
そして、このポジショニングは相手により変えていい。
親から見た私は「子供」だし、弟から見た私は「兄」だし、最初の上司から見たら「部下」だし。
相手を見て、自分を変える。
ポジショニングは「脳内の相対比較」なのです。
これから我々は今から20年前にパソコンを手にした時と同じように、 AIを手にします。
その時に我々の生産性は爆発的に上がるとともに、「隣の人と何が違うのか?」極端にわからなくなります。
もはや全員カオナシの、のっぺらぼう状態。
誰かとカブったら、3位に入らなければ、もう存在しないのと一緒です。
人々が情報を手にすれば手にするほど、ポジショニングの大切さは高まって行きます。
【盲点】そもそも席は3つしかない。

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